スプラトゥーン2の報酬について
先の記事の前提知識です。
案外まとまって書いてあるサイトが見当たらなかったのでまとめてみました。
◎ガチマッチ(S+、X)
〇経験値 | 非KO勝ち | KO勝ち | 非KO負け | KO負け |
タイムボーナス | 500 | 500 | 100~500 | |
勝利ボーナス | 1,500 | 1,500 | ||
カウント | 5~495 | 0~495 | ||
ノックアウトボーナス | 1,000 | |||
ポイント計 | 2005~2495 | 2,500 | 500~945 | 100~500 |
〇お金 | 非KO勝ち | KO勝ち | 非KO負け | KO負け |
タイムボーナス | ||||
勝利ボーナス | 3,000 | 3,400 | ||
カウント | 5~495 | 0~495 | ||
ノックアウトボーナス | 500 | |||
ポイント計 | 3005~3495 | 3,900 | 0~495 | 0 |
※タイムボーナス:1minごとに100pt
※カウント:進めたカウント×5pt
◎ナワバリバトル
〇経験値 | 勝ち | 負け |
勝利 | 600 | |
時間 | 300 | 300 |
塗り | 500 | 500 |
合計 | 1400 | 800 |
〇お金 | 勝ち | 負け |
勝利 | 1000 | |
時間 | ||
塗り | (塗りp) | (塗りp) |
合計 | 1000+α | α |
ナワバリバトルの場合、塗りp分だけお金が手に入る
オクトエキスパンション最短クリアルート
当然ですがネタバレ注意です。やりこみ要素とかをかなぐり捨てて、とりあえず最速でタコちゃんを使いたい!という方向けの記事です。
個人的には、難易度も高めでプレイ中も終始楽しいし、音楽・雰囲気もどちゃくそ良いし、収集要素も大大大満足で最高だったので是非時間のある時にでもやりこんでほしいです。
下記の順が良いと思われます。最短で4つのアレを収集するルートで、コスト的にも徐々に高くなるようにしたので妥当かなと。
赤い枠線で囲ったのが最短ルート。1~4の場所のアレをすべて集めるとラストダンジョンへ
たぶんこれが一番早いと思います。
この後にラストダンジョン×7ステージ→ラスボス→エンディング→タコアバター開放です。
ただ、全体的に難しいステージが多いのでむしろ時間がかかるかも。回り道するルートのほうが難易度のやさしいステージが多いようです。
時短要素としては「手助け」によるスキップがあります。2回ゲームオーバーになり、挑戦料をもう1回分支払うとクリアした扱いになります。(これでクリアしてもタコは使えるようになります)。アレを4つ集めた後は挑戦料はいらないので、計算した上で狙ってスキップするのもありです。
また、普通に2回失敗して3回目に成功できる自信がなければ素直にあきらめるほうが時間的にもコスト的にも得です。
計算上は路線発見ボーナスも含めて23000くらいは余るはずですが、なくなったらA05等で稼ぎなおしです。個人的にはA04かA07がおすすめ。
また、ラストダンジョンは挑戦料がなく5回失敗で上記の手助け同様のスキップがあります。ノーリスクなので最短は初手自殺を5回繰り返してスキップ。その辺は各々のモチベーションと時間とウデマエとプライドを勘案してどうするかを決めるのが良いと思います。
ラスボスはさすがに飛ばせなかったかな?(未検証)
ラスボスも1回ミスでスキップが可能なようです。
参考に挑戦料の表も張っておきます。(報酬はおすすめブキ)
ちなみに、もともとこの記事は、RTAany%でどのステージを飛ばしてどのステージでスキップするかを検討するのに、各ステージの報酬や挑戦料をまとめていたのですがレギュレーションでスキップが禁止になっていて没になり、その供養のために書いた記事です。ラスダン飛ばせるのは味気ないから仕方ないね。
ギア明け・金策の効率について
☆要旨
ガチマッチ4種とナワバリの計5つのルールについて、ギア明け・金策の効率について試算をした。
ガチマッチ各種とナワバリとの単純比較は、案外以下のように条件が複雑で難しい。
・ナワバリは3分、ガチマッチは5分
・さらにガチマッチはKOすると試合時間が変わる
・ガチマッチは非KO時はカウントで経験値pが変動する
ただし、スプラトゥーンにおいてはstat.ink様により統計データが充実しているため、期待値を算出することは十分可能であろうと考え、今回の試算に至った。
考え方としては、KO率・平均試合終了時間等の統計値を使って1時間あたりの稼ぎの期待値を算出した。
計算方法は後で記すが、結論だけまとめておくと
〇経験値の効率は
エリア>ホコ>ナワバリ≧ヤグラ>アサリ
・最も稼げるエリアは1時間当たり17000pt程度であり、☆1ギアを埋めきる(18000pt)のにちょっと足らない程度。体感とおおむね一致するのではなかろうか。
〇お金の効率は
エリア>ホコ>ナワバリ(平均塗り1000pt)>ヤグラ>ナワバリ(平均塗り850pt)>アサリ
多くのプレイヤーはナワバリの効率が案外良く、驚くのではないだろうか。実際に試算することでナワバリの再評価ができたと感じている。
※この結果よりガチマッチでギアを開けるな!と主張するつもりはないことを一応弁明しておく。今回の試算はあくまでニュートラルな立場からのものである。ガチマッチでもギアが開けられるのはゲームの仕様で明確に意図されているもので、問題がある行動とは言えないだろうと個人的には考えている。
(1時間当たり稼ぎ期待値) | 経験値p | お金 |
エリア | 17,189 | 23,097 |
ヤグラ | 15,227 | 19,247 |
ホコ | 16,929 | 22,108 |
アサリ | 14,225 | 17,528 |
ナワバリ(塗り820p) | 15,231 | 18,277 |
ナワバリ(塗り1000p) | 15,231 | 20,769 |
☆ポイント
・効率に寄与するのは、KO率とKO時間。エリアの圧倒的なKO率とホコのKOタイムの短さによる効果が目立つ。
エリア | ヤグラ | ホコ | アサリ | |
KO率 | 73.9% | 35.9% | 39.3% | 23.6% |
KOタイム平均(秒) | 196.05 | 202.15 | 145.75 | 223.95 |
・逆に、ルール・ステージによっては効率が良くも悪くもなる。
例)BバスはエリアのKO率39%に対しヤグラ63%で、ヤグラのほうが効率が良い
・また、今回の試算では腕前S+~Xの報酬体系を前提としている。お金に関してはそれ以下の腕前帯では報酬率が低くなるので、さらにナワバリの評価が上がる。(なお、経験値については全ウデマエ同様らしい)
・ただし、ナワバリに関しては試合数がかさむ傾向があるためチケットの節約という面でガチマッチの価値がある。
(参考)1時間当たり平均試合数
エリア(11.8試合)ヤグラ(10.3試合)ホコ(11.1試合)アサリ(9.7試合)ナワバリ(13.8試合)
下記試算結果の内の8リアルタイムと確率を利用して1試合当たりの時間の期待値を算出し、1時間あたりの期待試合数を計算
・経験値について、ナワバリの勝率0.73程度でエリア相当となる。お金については、勝率5割でも常に平均1200p塗ればエリア相当となる
☆ 試算方法
〇前提
・勝率は5割。特にガチマッチに関しては続けるほど適正ウデマエ帯に収束するなので妥当と考える。
・試合間は80秒(試合終了の笛~次の試合のタイマーが開始の時点までの時間)
・KO率、KO平均時間、非KO時のカウント平均、非KO時の延長時間平均についてはstat.inkの統計データを利用
※そもそもstat.inkに登録するモチベーションの高い層をサンプルとするため偏りがある可能性はある。ただ、個人的には今回用いるデータではそこまで大きなブレは出ないだろうと考える。
・各ルールの勝敗時の獲得ポイントについては別の記事でまとめたので参考までに
http://iekomori.hatenablog.com/entry/2018/06/23/001113
〇ガチマッチ
・勝敗結果を4種に分類(KO勝ち、非KO勝ち、KO負け、非KO負け)
・それぞれについて、1秒当たりの稼ぎを算出
例)2分間でKO勝ち→「2500pt÷(120秒+80秒)」=「12.5 pt/秒」
・1秒当たりの稼ぎ×(勝敗及びKO率)×3600秒で、1時間あたりにどれくらい勝てたりKOできて、どれくらい稼げるのかを試算。1時間当たりの期待値を算出
〇ナワバリ
・塗りptは「勝利時850pt敗北時790pt」と「常に1000pt」の2パターンを想定
前者は4/1~4/10のナワバリマッチの平均値。ただし、稼ごうとナワバリに潜る場合は立ち回りが変わると考えられるため後者も想定
※4/1~4/10にしたのは5月のアプデ以降はステージに偏りがあるため。
〇各値解説
1.タイムボーナス・・・1minあたり100pt。非KO時は500、KO時はKO平均タイム時の数字
3.カウント(平均)・・・進めたカウント×5。S帯以上の非KO時のカウントの平均値。stat.ink管理人様よりデータをご提供いただきました
6.秒数平均・・・KO時のデータはstat.ink公開データより、非KO時のデータは3のものと同様。全ステージ平均
7.試合待ち時間・・・試合終了時点から次の試合のタイマー開始までの秒数。10回程度試して80秒あたりと仮定
9.秒あたりポイント・・・(5.ポイント計÷8リアルタイム)
10.確率・・・勝率は5割で固定し、KO率はstat.inkのソロガチマッチ平均値
※6.10のKO率、KO平均タイムは全ウデマエの平均値。これはX帯に絞るとステージが限られてしまうため。
☆試算結果
〇エリア
〇ヤグラ
〇ホコ
〇アサリ
〇ナワバリ
データ利用元の素晴らしいサイト様はこちらstat.ink
また、今回特別にデータを提供くださった管理人様に改めてお礼申し上げます。
そして、記事作成に協力してくれた某氏にも多大なる感謝を。
(何かあれば@kichisyumiまで)
~ミラー杯~
全く同じブキ構成で3回戦い、ポイントが高いチームが優勝。
◎ルール
1試合目:運営がランダムに選んだ4つのブキで試合
2試合目:1試合目で負けたチームが4つブキを指定
3試合目:1試合目に勝ったチームが4つブキを指定
ルールはガチ4種を随時指定します(満遍なく回します)
ポイント制です。
ブキを指定した側は勝ったら1ポイント
ブキを指定していない側が勝ったら2ポイント
1試合目はどちらも勝ったら1ポイント
ブキの指定は重複可
最大6チームの小規模大会を想定、総当たりです。
ポイント数で順位がつかなければ直接対決の勝敗で決めます。
それでも決まらなければ勝ち数、それもだめなら不毛な背比べをやめて握手しましょう。
◎募集要項
3/24(土) 21:00開始
ディスコ必須。参加者はブキをすべて購入しておくこと。
参加はチーム単位で受け付けます。
参加希望のチームは代表者から3/17(土)までに、いえこもり@kichisyumiまでDMください。
チーム名もお忘れなく。当日はタグを付けてくれると助かります。
もしも誰も集まらなかったら、何もなかったことにして枕を濡らす予定です。
◎その他
「ルールはガチ、雰囲気はエンジョイ」が目標です。
優勝チームには初代「鏡の王」の称号と名誉を与え、末代まで讃えます。
ラグとかその辺は個々人の良識に期待します、良い子にはサンタクロースがやってくるらしいですよ
スプラトゥーン特殊ルール案
イカナカマにて特殊ルールのチームを考えています。このページはその特殊ルールの案を書いてみたものです。
ただし、あくまで構想段階ですので詳細は未定です。
①かぶっちゃやーよ
・個人戦
・チームが勝てば5pt負けたら-1pt
・2名以上ブキが被った場合勝敗関係なく-3pt
・ただし、ブキが被ってもその中で塗りポイントが1番少なければポイントは通常通り
・ルールやステージを5試合程度事前に公開する
・5試合必ず別のブキを使用する
②そっと寝落ち
・個人戦
・初手寝落ち役を決める
・試合中に寝落ち役が黙って通話から落ちるorミュート
・それに気づいた人は続けて通話から落ちるorミュート
・最後まで残っていた人の負け
※このままだとスプラトゥーン関係ないので、上手くゲームの勝敗とルールを絡めるような工夫をする予定
③ブキオークション
・チーム戦
・試合前に、各チーム1000ptの持ち点を使ってブキをオークションする
・オークションで落としたブキはそのチームのみ使える
・ガチマッチを総当たりで行い、進めたカウント分だけptを得る
・勝利したらボーナスで50pt
・持ち点と試合で得たptの合計が高いチームが勝利
高川山の山頂でフルグラを食べた話
〇はじめに
こんにちは!いえこもりです!
山頂で食べたいものと言えば何でしょうか?
はい、フルーツグラノーラですね。
(知らない方に補足ですが、私はフルグラが大好きなのです)
ということで、代休を勝ち取った4/14金曜日に登山してフルグラを食べてきました。
今回登った山は、山梨県は大月市の高川山です。初心者向けらしいです。
大月駅からおむすび山経由で山頂を越えて初狩駅へ向かうルートにしました。
言うまでもないですが、当然ぼっちです。いつも通りですね。
◎登り
スタートはJR大月駅です。
新宿発のあずさが満員で、しぶしぶ1時間通路に突っ立って過ごしました。
↑さくら祭りの季節だったようですが、私の目的はフルグラですので当然スルー
登山口は、完全に民家の庭です。
誰もが絶対戸惑うと思います。
あと、民家のすぐ奥にクマ注意の看板が出ています。
前情報としてクマの話は聞いていたので、クマ避けの鈴のアプリをダウンロードしていました。一定間隔で、チリーンチリーンって結構な音量で鳴らしてくれます。
便利な世の中ですね。
登り始めるとすぐに、カタクリの群生地がありました。
正直、この辺の知識はまるで皆無なので、ピンク色で春っぽいなぁーとかその程度の感想しか持てなくてちょっと切なかったですね。
ちなみに、昔はその名の通り片栗粉の原料として用いられたらしいですよ。賢くなったね!
山頂までは、尾根沿いにひたすら進んでいきました。
登っては下って、また登っての繰り返しで結構しんどかったです。
それに、時期的に山道の整備がこれからだったらしく
草や木がもう、自然ありのままの姿って感じで歩きにくい。
半ば分け入って進んでいくみたいなこともしばしばでした。
草とかチクチクするし、クモの巣も貼ってたりするしで、ひたすらうっとおしかったんですけど、心のどこかでちょっとワクワクする辺り救えない性格してるなと。
↑草ばかりでどこを進むのか分からないような所も
↑そこそこの頻度で木が倒れていました
そして、普通のスニーカーと大差ない靴でのぞんだ結果、一回ズザーーーーみたいなこけ方をしました。え、やべえ、尾根から落ちたらシャレにならねえ、ってこれ以降はかなりビビりながら進みました。
登山の際には、ちゃんとトレッキングシューズを使うべきですね、今回の反省点です。
↑分かりにくいですが、転んだ跡がついています
ただ、雲一つない快晴のなかで、
見晴らしの良い尾根沿いをぐいぐい進んでいくのは中々いい気分でした。
↑どんどんと街が小さくなっていくの見るのは楽しいものです
↑なんか妖精とかスタルキッドとかが座ってるのが見えそうな木
また、休憩中には当然フルグラを食べていました。
ただ、屋外で袋から直にボリボリするのはさすがに気が引けたので、水筒に仕込んで持っていきました。
我ながら良いアイディアだと思います。みんなも試してみてね。
(知らない方に補足なのですが、フルグラはそのまま食べてもおいしいのです)
↑この水筒一本で120g分くらい入ります。
さて、山頂が近づくにつれて徐々に傾斜がきつくなっていきました。
最近はあんまり走っていないとはいえ、100キロ走ったりする程度には体力に自信があったわけですが、このあたりの登りは本当にしんどかったです。
足腰やら心肺やら肉体的な面もそうですが、とにかく滑らないようにと集中する必要があり精神的にとても疲れました。
何度も休憩しながら30mくらいずつのペースでじわじわと登っていきます。
↑ロープが切れたらどうしようとか考えたりしてました
↑仙人の修行かよって感じの斜面
↑どうすんんだこれって一瞬立ち止まった場面。でも意外となんとかなるもんでした。
◎山頂
そうして、急斜面を進んでいくと案外あっさり山頂へたどり着きました。
高川山はさえぎるものの無い360°のパノラマが売りとは聞いていましたが、
実際に行ってみるとこれが中々素晴らしい。
あいにく季節柄霞んでいますが、富士山もばっちり見えます。
では、本題のフルグラと参りたいわけですがちょっと問題が。
山頂にはすでに何人か登山客がいて、堂々とフルグラ食べるのは恥ずかしかったのです。
いや、悪いことしてるわけじゃないんですし、このためにわざわざ苦労して登ったわけなんですけど、いざ実際に食べるとなると人の目が気になるというか。
爽やかな景色の中、コソコソと人の目を盗みながらフルグラを食べるなんて中々貴重な経験・・・のはずです。
↑フルグラと富士山。コソコソ写真を撮ったのでフルグラが逆光になっちゃっています。
写真からも分かりますが、牛乳は衛生的に問題がありそうだったので常温で持ち歩ける豆乳で代用しています。
どうでもいい話ですが、私の家には牛乳を買い忘れた時用の豆乳が常備されています。フルグラ好きには有名な話ですね!多分!
で、肝心の味の方なんですけど、まぁ普通っていうか急いで食べたのであんまり感慨にふけることができないという。
ただ、常温なので爽やかさに欠ける感じはしましたね。みなさんには、きちんとクーラーボックスを使って冷たい牛乳をかける方が良いだろうとアドバイスをしたいと思います。僭越ながら。
◎下山
では、お腹もきちんと膨れたところで下山です。
ただ、下りの初狩駅側のルートは、整備もきちんとされていて非常に歩きやすかった。
登り側の若干サバイバルめいたコースとは違って、まさに楽しい登山というコースで気分よく帰ることができました。
↑木漏れ日がとても心地よいです
↑道も広くて歩きやすい
そして、あっさりゴールの初狩駅までたどり着きました。
総合的にみて、大変有意義なフルグラのある休日を過ごせて満足です。
みなさんも、社会人が貴重な代休をつぶして山頂で食べてみたくなるような、魔法のシリアル「フルーツグラノーラ」を食べてみてください。
そして、山頂フルグラチャレンジが世界に広がることを願っております。
◎おまけ
初狩駅では、温泉に行きました。結構インパクトがあったので別記事にしてますのでよかったら。
日の出鉱泉に行った話
さて、山頂でフルグラを食べたわけですが、その帰りに温泉によっていきました。
そこが中々すごいところだったので、こうして別記事に。
まず、一目見ると完全に民家です。おばあちゃん家ですね。事前に電話で確認してなければ、廃業を確信していたところです。
正面から見ると意外としっかりしてそうな雰囲気が出ます。
玄関は宿らしい面持ちなもの、すぐに生活感あふれる空間が広がります。
奥にはこたつの客間らしき場所があり、食べかけのお弁当がおいてありました。すいませんお邪魔しちゃってという気持ちになります。
そして、画像の通りこんな具合で今日び中々出会えないタイプの浴室に通されます。窓や風呂蓋が木製だったり、壁がやたら黒ずんでいたり、ちょっとクモの巣張っていたり、こりゃすげえやって感じでした。
もちろん、脱衣ロッカーも木製です。あと、画像からは分かりにくいですが異性側の浴場とのしきりはだいたい2mちょっと程度でした。でも問題ありません。既に男湯は物置らしく、女湯しか稼働していないらしいです。ジェンダーフリーってやつですね。
(女湯に最初通されたとき3回くらい、「こっちですか?」って聞きなおしました)
とはいえ、ここまではある意味予想の範疇というか、事前に調べた感じこんなもんかなとは思っていたので、そんなに驚きはしませんでした。
ただ、肝心のお風呂に入ろうとしたところでいくつかハプニングが。
まず、シャワーからお湯が出ない。
蛇口からは一応、お湯が出るのでそちらで何とか体を洗いました。ただ、天井がやったら高いせいか、すきま風のせいか浴場は冷え切っており、少々震えながらの作業となりました。
んで、肝心の湯船なんですけど、これがものすごく熱い。
もう、「あっち!」とかじゃなくて「あっつあああっつつ!!!!うわあああっつつt!!!」みたいな感じ(伝われ)。
お茶でも沸かすのかなってそんなレベルでした。
ただ、ここは冷静に、幸い湯船の方に水が出る蛇口があったのでそれをつかって薄めることに。
サルみたいな感じで湯船のふちをつたって蛇口に手を伸ばします。当然全裸です。超絶みっともない姿だったと思います。
ついでに、時間短縮のために、栓を抜いたのですがこれが失敗でした。
栓を抜いてすぐに気づきました。あ、これ、腕突っ込まないと上手く栓しめられねえわ。
激熱の湯の中に腕を突っ込んで栓を閉めようとしますが、3秒と我慢できません。ただ、のんびりしていたらお湯がなくなってしまいます。水で冷やしながらまさに手探りで格闘を続けました。
「熱い…うう…熱い…」ってぶつぶつ言いいながら半泣きでお湯に腕を突っ込む様子は、まるで地獄で苦しんでいる罪人のようでした。
そして、なんとか半分くらいにお湯が減ったところで栓を閉めることに成功しました。その瞬間、めっちゃドヤ顔でガッツポーズしました。
ただ、水で半分に薄めてもまだちょっと熱かったです。
退出の際に、一言クレームでも入れようかと思ったのですが、お孫さんらしき女の子がいて、ちょっと遊んであげたりした結果、すっかり忘れてしまいましたとさ。
一応フォローしておくと、タオルやカミソリやらも用意してくれたりするのと、何より500円という値段を鑑みるに悪い場所ではないかなと思います。
ちょっとトラブルもあったけど、それはそれである意味楽しかったです。こう、綺麗な温泉には飽きちゃったり、非日常の世界を見たい人にはオススメです。